母の死
次女を産んだとき、上の2人は実家に預けた。
私も退院したらしばらく実家に世話になるつもりでいた。
次女が産まれて3日目。
実家の母が倒れた。
正確に言うと、倒れて、搬送先の病院で亡くなった。
でも、父は私には倒れて入院した、としか話さなかった。どうせわかることだけど、いきなり死んだとは言えなかったという。
母は心臓が弱かった。
不整脈があるものの、治療は必要ないし、運動制限も必要ないと言われていた。
疲れると、不整脈が酷くなったけれど、検査をしても病名はつかない。
しょっちゅう具合が悪い、という母に、父は「そういう人間に限って長生きするもんだ」と言っていた。
でも、59歳。早すぎる死でした。
母が突然亡くなり、私は産後で入院中。
子供達の事は数日間、叔母(母の妹)が面倒を見てくれた。
夫には、父が連絡したが「そう言われても仕事は休めないから、子供達を産院に連れて行ってください」の一点張りだったという。
私も夫に任せるより、叔母の方が頼りになると思った。
母の死の翌日、父は、私に母の死を告げた。
突然過ぎて、実感が湧かなかった。
でも、母がいつも言っていた理想の葬儀、埋葬先、そんなことを鮮明に思い出した。
乳飲み子を抱えて退院してすぐに向かった先は葬儀場。
もう、細かいことは覚えていない。
ただ、そんなに泣かなかった、その時は。
私は、冷たい人間なんだろうか?
自分自身に対する不信感と違和感を持ちながら、母とお別れをした。
離婚まであと2ヶ月
次女を出産したら、また実家に世話になろうと思っていた。
予定より2週間早く破水して、少し小さな娘を産んだ。
いつものことだけど、夫は、陣痛が始まったよ、と知らせても、自分の生活は崩さない。
家で映画を観ていたら、観終わるまでは病院に来ることはないし、家を出る前には1時間かけての入浴は必須だ。
そもそも陣痛が来たら夜中でも、夫を起こして病院へ連れて行ってもらうのが普通なんだろうけど、ウチは違う。
夫の寝ている時間に何か頼み事は有り得ない。
一つ屋根の下にいても、全く私たちにわずらわされることなく暮らしている夫。
逆に、私はすっかり寝る支度を整えた頃に「ラーメン作って」と頼まれる。「お腹痛い」と夜中に起こされる。
破水したとき、私は実家に電話した。
父の車で病院へ行き、朝を待ってから夫へ電話したが、例によって見ているテレビを最後まで見て、お風呂に入ってから来た。
次女が産まれてもう3時間も経ったあとだ。
別に、一緒に居てくれたら心強いということもないから、来てくれなくても悲しくなかった。
大好きで結婚した相手なのに、お互いに変わってしまった。
出産したとき。
うちは子供が3人。
夫は全くと言って良いほど家のことはやらないので、
子供が4人状態。
一番上の娘が生まれたとき、産後は自宅に戻り、実家の母が手伝いに来てくれた。
「なんで子供1人育てるのに、親が来るの?」と夫。
産後しばらくは普通実家で過ごすものだと、母が
説明するも、納得しない夫。
通いで来ていた母が夜になり帰ると夫は産後の私に
「お茶!」「コーヒー!」「電話だよ!」「コンビニでタバコ買ってきて!」と、小刻みに用事を言いつける。
「お母さんが来てくれてるのは、産後の私に睡眠を取らせたいからなのに、アナタは私をいたわる気持ちはないの?」
「え?お茶も入れられない程具合悪そうには見えないけど?お義母さん、昔の人だからじゃないかな?産後の肥立ちとか、いつの時代の話しちゃってるんだろうね。今、平成だよ?」
全てにおいて、人の言う事は全部否定してやりたい放題の夫。昼間母が手伝いに来ることすら納得していないのに、これ以上何か言えば大変なことになる。
私は黙って夫の頼み事は全てやった。
夜も昼も続けて寝てくれない赤ん坊を相手にして、睡眠不足毎日、体が重くてだるくて、頭痛がして仕方なかった。
二番目の息子が生まれたとき、実家に帰った。
実家に毎日夫が電話してくる。「俺の飯、どうなってんの⁈」
もう、この人の子供は産みたくない。
もう、無理。そう思った。
そして、それなのに、一番下の娘がお腹に宿った。
実家の母が言った。「まさか、産むわけじゃないでしょうね⁈」
2人の子育てと、夫の世話と、自分の体調不良でボロボロの私を見かねた母の言葉…。
娘の私を思って言った言葉なのはわかっていたけれど、そんな言葉を母に言わせる自分の状況、そんな体調になっているのに妊娠した自分が情けなくて、泣きながらモノを投げつけて「そんな言葉を言わないで‼︎」と半狂乱になった。
母には本当に申し訳ないことをした。
結局母は「私が助けるから、何とかなるわ。3人兄弟はいいものよ。」と励ましてくれた。
そして次女を産んだ。
波瀾万丈アラフィフの日記はじめます
誰に見てもらいたいわけでもなく、
ただ、誰にも言えないモヤモヤを一人で
ブー垂れてみたいと思います。
波瀾万丈の半生を時々振り返ってみたり。
一度は離婚した夫と再び共に暮らす日々
に思うことをダラダラ綴ります。
とりあえず、今日は平和な1日だった。
でもちょっと、リウマチが痛い。
足の裏がゴツゴツ当たり、キッチンに立つのは億劫。
リウマチとの付き合いもかれこれ10年近く。
最近少しコントロールできていない時があり不安もよぎるけれど、家庭に仕事にと忙しくしていられるのだから、まだまだマシなリウマチ患者。
最近歳のせいか、自分の話を語りたくて仕方ない。
身近な人に、ついつい自分話、苦労自慢をしてしまいがちである。
話し相手の友達や仕事場の同僚も、だいたいアラフィフだから自分話を聞かされる。ウンザリする(笑)
人のふり見て我がふり直せ。
自分の見ている世界を人に話して聞かせるなんて、だいたい迷惑な話。
話したいことみんな聞いてもらえないものだから、SNSで発信してみるものの、そこでもウザイおばさん化してしまう。
なんか・・
説教くさいな、私(汗)
と言うわけで、見たい人しか見ないブログなら公害にならないんじゃないかしら?
と、思い、こちらに吐き出すことに。
思うまま、語らせてー!
というわけで、よろしくお願いします。